イベントを楽しむ
素朴であたたかい情緒あふれる伝統行事と祭り
江戸時代、宝永の時期に淡路の人形使いにより伝授されたと言われる半原操り人形浄瑠璃、歌舞伎上演をやめてしまった2つの劇場を合体して再現復元された美濃歌舞伎博物館『相生座』、江戸時代から続く細久手提灯祭りのほか、深沢の獅子舞、宿の獅子舞など、市や県の民族文化財に指定された行事が数多く残っています。また、平成17年からは毎年、北野の天神窯で天神窯まつりが開催され、町内外の方々が楽しめる新たなイベントとなっています。
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深沢獅子舞
元禄年間に疫病退散を祈願して貴船神社に奉納されたのが始まりといわれ、現在も例大祭、元旦祭で五穀豊穣及び厄払いのため獅子舞が奉納されています。 -
半原文楽操り人形浄瑠璃
江戸時代、宝永・正徳の頃(1704?1715)淡路の人形つかいから伝授されたのが始まりと伝えられています。今も、保存会の皆さんの努力によって継承され、毎年日吉神社の例祭(4月)に奉納されています。また、昭和50年に半原文楽人形収蔵庫ができて、県の文化財になっている頭78点、衣装80点などが大切に保管されています。 -
鬼岩福鬼まつり
鬼岩に伝わる鬼の岩屋伝説をもとにしており、鬼人・関の太郎が福鬼として蘇り、厄払いをするという節分の祭り。福を運ぶのが鬼であるため、「鬼は内、福は内」という珍しい掛け声で豆まきを行います。豆まきのほか、福鬼太鼓、野菜市などが開催されます。 -
細久手提灯祭り
江戸時代から、神前や各戸の軒に提灯を掲げて祭をしていましたが、明治8年に舟形の山車を提灯で飾って、それを大綱で曳くという今の姿になりました。祭礼は毎年7月下旬、区民はもとより見物人も一緒になって舟を曳きます。